営業マンは話上手でないといけない、提案力が大事、飛び抜けた知識が必要、聞き上手が売るための秘訣などよく耳にしますが、売れるかどうかは、ここにあげたスキルは関係ありません。
100円から数百万円の物まで幅広い商品の販売で培った経験から、売れる営業マンと売れない営業マンの違いは、セルフマインドコントロールが出来ているかどうかの違いでした。
売れない時期はとても辛い
営業の仕事をする上で、切っても切れないのがノルマです。
私もノルマを達成できずに、会議で怒鳴られる経験を沢山してきました。
当時は今ほどブラック企業という言葉が認知されていなかったですが、今思えばブラックだったのではないかと感じるほど辛い経験です。
売れない状況が続くと、自分はダメな人間だと気持ちは落ち込み、表情も暗く自信も失います。
会社や取引先に行くことも嫌になっていきます。
しかし、実はこの負のスパイラルが売れない大きな原因だったのです。
辛い時は一度立ち止まってみることも大切です。
転職市場を知ることで、心にゆとりが生まれたりします!
無料相談を上手に活用し、情報交換をする気持ちで話を聞いてみることもオススメです。
話す、気づく、変わる就職活動を【ウズキャリ既卒】営業マン最大の武器「セルフマインドコントロール」
セルフマインドコントロールとは、自分の気持ちをコントロールして誘導するというものです。
マインドコントロールと聞くと、洗脳などと少し怖いイメージを持たれるかもしれませんが、営業マンには大切なスキルだと私は考えます。
「言霊」という言葉もありますが、言葉や思考には、その方向に導く「力」があります。
自分はダメな人間だとばかり思っていると、表情はどんどん暗くなり、やる気も失います。
営業マンは、常に売れるポジティブなイメージを持ち、そのイメージを繰り返し行うことで、半ば強制的に気持ちを目指す方向に持っていくことが大切です。
いらないと思っているのは、あなた自身だった
物の価値には誰でも自分自身が持つ基準価格が存在します。
おにぎり1つをとってみても、1個200円が妥当と感じる人と、高いと感じる人がいると思います。
このように人には、それぞれが基準としている価値を持っているのです。
例えば、あなたが買い物をするときに、買いたいと思うのは、どちらでしょうか?
営業マンA:「この高級車、1,000万円もしますが、いかがでしょうか?」
営業マンB:「こんなに高級な車が、1,000万円で手に入りますが、いかがでしょうか?」
少し大げさにしましたが、こんなに短い言葉でも印象がガラリと変わります。
ここの大きな違いは、営業マンAさんとBさんが持っている自分自身の気持ちの違いが、大きく影響しています。
Aさんはきっと「車に1,000万円は高いだろう」という気持ちで紹介をしています。
しかし、Bさんは「こんなにカッコいい車が、1,000万円で手に入る」
さらに、買えるなら自分も欲しいという気持ちで紹介をしています。
この違いは、消極的な思考か前向きな思考かの違いが言葉に表れているということです。
「商品を好きになりなさい」に隠された意味
昔からよくトップセールスになるには「まず商品を好きになりなさい」と言われますが、この言葉の文字ばかり先行していますが、言葉の裏に隠れているのは「自分の気持ちをコントロールしなさい」ということだと思います。
営業マンAさんのように消極的な思考が抜けない場合でも「価格は高いけど、ハンドルの握り心地はいいかも・・」など些細なポイントでも好きなところを見つけることが大切です。
少しでも良いと感じるポイントが見つかれば、あとは簡単です!
そのポイントを何度も確かめながら、繰り返しセールストークの練習をするだけです。
ここで重要なのは実際に紹介する時のように声に出して練習をしてください。
そうすることで、セールストークの完成度が上がるだけでなく、自分の気持ちも整理され、セルフマインドコントロールにつながっていきます。
セールストークは「伝える力」を高めましょう。
知って得する、知らないと損をする!すぐに役立つ相手に合った「伝え方」のコツ!まとめ
売上に悩んでいる営業マンも自分の商品で、自分自身が「ここは優れている」と感じるポイントを見つけることから始めてみましょう!
そして、そのポイントを心の底からオススメすることで、きっと相手の心を動かすことでしょう。