仕事をする上で、多くの方が初対面の相手と名刺交換で挨拶を交わします。
そのため、入社に向けて身の回り品の中で一番最初に用意したいアイテムが名刺入れです。
しかし、日常生活ではほどんど使う機会のないため、実際に用意すると言ってもなかなか難しいものです。
名刺入れは、使う頻度が多いアイテムであるがゆえに、名刺が入る枚数や色、素材など数多く存在します。
そんな数ある名刺入れの中から、2,000人以上と名刺交換をしてきた経験で導き出した、新社会人におすすめの名刺入れをご紹介します。
今すぐおすすめを知りたい方はこちら→ 新社会人におすすめする名刺入れの選び方はこちら
新社会人としてやる気みなぎる中、身の回り品をブランド品など良い物を用意したくなる気持ちも分かりますが、仕事の内容によって使う頻度や求めるポイントが異なりますので、ご自分の予算にあった名刺入れでスタートすると良いと思います。
ブランド品で固めても百戦錬磨の社会の先輩方からは筒抜けです。
外見で背伸びをするのではなく、新社会人というフレッシュさで勝負していきましょう!
名刺交換のコツを知りたい方はこちら→ 新社会人向け:営業として10年以上培った名刺交換のコツ!
名刺入れで重視すべきは名刺が出しやすい形の二つ折りタイプにする
名刺入れは、見た目がおしゃれなケース型のものから、ユニークな形のものまで多くの種類があります。
しかし主役はあくまで名刺です。
その名刺をスムーズに取り出しやすい二つ折りタイプをおすすめします。
名刺交換のタイミングはそれぞれで、通りすがりに取引先の重要な方に声がけをして、名刺交換する場合もあります。
そんな時に名刺を取り出すのに手間取っていては、相手を待たせてしまうことになります。
特に名刺交換に慣れていない新入社員時代は、そこに焦りも加わって、なかなか取り出せないと苦労することがあります。
名刺交換の目的は互いの肩書きを交換し合う挨拶にあります。
しかし名刺交換慣れていないと、名刺を差し出すことに精一杯になってしまいがちです。
そこで名刺がスムーズに差し出せると、心に余裕が生まれ相手の目を見て挨拶ができるようになります。
目を見てしっかり挨拶を交わすことで、第一印象も良い印象を与えることができ、その後の商談にスムーズに移行することができます。
名刺が取り出しやすいと名刺の交換作業に集中することができ、心のこもった挨拶を行う心の余裕が生まれます。
名刺交換という作業に不慣れな場合、名刺が取り出しやすい二つ折りタイプがおすすめです。
名刺交換が予想できる新人時代は常に心の準備をしておこう!
二つ折りの名刺入れに事前に名刺1枚を挟んでおくことで、突然の名刺交換でも焦らずスムーズに名刺を取り出すことができる!
色は交換相手が誰でも無難に使える黒色がおすすめ
名刺交換は初対面の相手と行うのが一般的です。
ビジネスにおいても第一印象はとても重要です。
その大事な場面でとても派手な身なりをしていると、受け手によってはマイナスの印象を与えかねません。
場合によっては、その企業の社長など役職者と名刺交換する機会もあります。
そのような時でも黒の名刺入れであれば、悪目立ちすることもなく名刺交換を行うことができます。
こだわりを否定している訳ではありません。自身のラッキーカラーを取り入れて、やる気を上げるツールにするなど理由があれば、話のネタになる場合も考えられます。
しかし新入社員の頃にリスクを取る必要はないと考えますので、無難に黒をおすすめします。
もし、個性を出したいのならば、名刺入れを開けた内側の色が黒以外の物を選ぶなど工夫しましょう。
素材はテーブルに出しておいても目立たない革がおすすめ
形、色の次は、素材です。主な種類としては、革製、プラスチック製、金属製、木製などがあります。
私がおすすめするのは、革製です。
やはり名刺入れは無難なものがおすすめです。
なぜなら名刺入れの役割は名刺交換のタイミングだけではないからです。
交換した名刺は、すぐにしまわずに商談中は手元やテーブルの上に置いておくのがマナーです。
その時に名刺入れは、名刺を乗せるものとして使うのです。
名刺を乗せている名刺入れが派手で個性的だと相手によってはマイナスの第一印象を与えかねません。
よって、一般的な革製の名刺入れをおすすめします。
また、革製のなかにも種類がありますが、本革や合成皮革がおすすめです。
革は使うほどに味が出てくるなど魅力的な点がありますが、そのような革は日頃のお手入れが必要です。
お手入れを怠ると無残な姿になってしまいます。
お手入れが好きな方にはいいと思いますが、新人の頃は、学びの連続で精神的にも肉体的にも疲れがたまります。
その状態でお手入れの時間を作るというのは、ハードルが高くなります。
なので、初めは簡単なお手入れで済むものをおすすめします。
革の質にこだわるなら革のダイヤモンドとも呼ばれ、見た目も良く、耐久性にも優れているコードバンがおすすめです。
2層構造で出来ている一般的な革は、手入れを怠れば長期間使用するにしたがってだんだんと表皮である銀面が歪んでくる。そのため、床と銀面の間に隙間が生じ、「浮き」と呼ばれる現象が起きる事もある。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』コードバンの特徴 品質・耐久性より
コードバンは単層構造のため、「浮き」の現象が起きない。その一方繊維が縦に並んでおり銀面を削り取っている為に引っ張り強度は牛革の半分以下と低く、なめしにもよるが部位が悪ければ負荷の方向によっては簡単に裂ける。
近年ではコードバンの強度のなさを補うために銀面は完全に残し2層構造のまま裏側のみをコードバンとして製品化する。その場合は牛革の1.5倍ほどの強度の革となるが、その代わりに厚みが厚くなる。
水に大変弱くほんの僅かの水滴がついただけでもグレージング加工により寝かしつけて光沢を出している繊維が立ち上がり光沢が無くなり盛り上がった状態になる。
屈曲部も同様に寝かしつけている繊維が起き上がり光沢がなくなりやすい。 ただしオイルに浸した鹿の脛の骨や水牛の角などで線維を寝かしつければ光沢は復活する。 更に普通の革は傷を無くすことは不可能だが、コードバンの場合浅い傷ならば完全に見えなくすることが可能で、常に新品のような艶を保つことができる。
革の名刺入れは大切に使えば長持ちするコスパの良さがあるね!
名刺容量はスーツの形が崩れない30〜50枚程度のものがおすすめ
新入社員の頃はスーツを着る機会が多いと思います。
私が新人の頃、スーツは戦闘服と教えられました。
スーツを着ると背筋がピンとする感覚を持った方も多いと思います。
名刺交換では名刺入れをスーツの上着の内ポケットから取り出して交換するのがマナーです。
そのため名刺交換の機会が多い新人時代は、スーツの上着の内ポケットに入れて携帯しておくことをおすすめします。
スーツの上着の内ポケットに名刺が沢山入った重たい名刺入れを入れていると、スーツのスタイルが崩れて、相手に身だしなみが出来ていない印象を与えてしまします。
カバンに名刺入れを入れておく人もいますが、名刺交換する時にカバンから取り出すと時間がかかり、相手を待たせるなどスマートな交換ができない場合があります。
職種にもよりますが、名刺交換の機会が多い営業マンでさえ一度に30人以上と名刺交換をする機会はほどんどありませんので、スーツの形が崩さないことを優先すべきです。
逆に薄型を選ぶと頻繁に名刺を補充する必要がありますので注意が必要です。
30〜50枚程度入る名刺入れであれば、商談はもちろん、展示会などでも適度な名刺補充で済ませることができる枚数です。
仕事に慣れるまでは、商談前に名刺補充をする癖をつけよう!
名刺がなくて交換できないという事態を防ぐだけではなく、名刺自体を忘れていないか事前確認できるから一石二鳥だね!
名刺入れの価格は予算の範囲内でOK!ブランド品にこだわる必要はない
新社会人となりやる気に満ち溢れている時には、身の回り品もブランド品など良い物で揃えたくなりますが、自分の職種やスタイルがわかってきてからでも遅くはありません。
初めは無理のない予算の中で選ぶと良いでしょう。
身分相応が良いとよく言われますが、ブランド品で外見を固めても百戦錬磨の社会の先輩方には筒抜けです。
外見で勝負するのではなく、新社会人のフレッシュさをアピールする方が何倍も味方になってくれます。
相手へのプレゼントや好きなブランドがある場合は、ブランドの存在感が全面に出ているものではなく、さりげなさを大切にしましょう。
まとめ
・二つ折りタイプ
・色は黒色。黒以外を使いたい時は内側の革生地で工夫
・素材は革製。耐久性が高く見た目も綺麗なコードバンがおすすめ
・収納枚数は30〜50枚程度がおすすめ
・価格は予算と相談